猫と花を安全に楽しむための3つのポイント

家の中で花瓶に飾った花の香をかぐ猫 猫のこと

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こんにちは、えたんです

お花が好き、猫も好き!そんな人も多いですよね。でも、猫は花を誤食すると中毒症状を起こす危険性があるって知っていましたか?

そこで今回は、猫と花の相性について調べてみました。

猫を飼っているけど、花も飾りたいという方に、猫に安全な花を選んで楽しむための、3つのポイントをご紹介します。

 

ポイント1「猫にとって危険な花と安全な花を知る」

猫にとって危険な花を知っておくのも大切です

猫にとって危険な花は大きく以下の4つの科に分類されます。

  • ユリ科
  • ナス科
  • ツツジ科
  • キンポウゲ科

具体的な猫に危険な花は?

  • ユリ科:ユリ、チューリップ、ヒヤシンス、スズラン
  • ナス科:ポトス、カラジューム、ディフェンバキア、モンステラ
  • ツツジ科:ドウダンツツジ、アザレア、シャクナゲ、サツキ
  • キンポウゲ科:クリスマスローズ、キンポウゲ、スイセン、チューリップ

アジサイ・アサガオ・シクラメン・ポインセチアにも注意

 

これらの花は、猫が誤食すると、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難、痙攣、昏睡、さらには死に至ることもあるので注意が必要です。

 

えたん
えたん

もっとも危険なユリ科は花瓶の水を舐めるだけで死に至るケースもあるので要注意

 

猫にとって安全な花は?

  • ガーベラ
  • バラ
  • 胡蝶蘭
  • ひまわり
  • カモミール
  • 金蓮花

蘭科の花は比較的安全と言われており、これらの花は、猫が誤食しても、特別な症状が出ることはほとんどありません。

しかし、猫には個体差があり、体質などでアレルギーなどの症状が出る可能性もあるので注意は必要です。

 

ポイント2「猫の手が届かないところに置く」

猫は好奇心旺盛なので、花に興味を持って触ったり、食べたりすることがあります。

そのため、いたずら好きだったり活発な猫の場合は、手が届かないところに花を置くようにしましょう。

 

  • 高さのある棚やラックなどに置く
  • 猫が入らないような部屋や場所に飾る
  • 猫の手の届かないところへ置く

 

完全に猫の手の届かない場所を作ることは難しいかもしれませんが、猫の行動を観察しながら探してみてください。

 

ポイント3「花粉が飛散しないようにする」

猫は人間と同じように、花粉に含まれるタンパク質に対してアレルギー反応を起こします。

  • 花粉の少ない花を選ぶ
  • 花粉が飛散しにくいように、花を剪定する
 
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、呼吸困難

これらの症状が見られたら花粉症かもしれません。

(ちなみに、猫の花粉症の診断は、血液検査や皮膚検査によってもわかります。)

猫が花粉を吸い込まないようにするためには、空気清浄機を使用するのも効果的です。

 

花粉が少なく香りが強くない花がおすすめです

 

猫が花を食べてしまう理由は?

好奇心から

猫は好奇心が旺盛な動物です。新しいものや珍しいものに興味を持って、触ったり、食べたりします

栄養不足から

猫は肉食動物ですが、肉だけを食べていると栄養不足になることがあります。そのため、野草や花などの植物を食べることで、栄養を補おうとすることがあるため。

 

毛玉の排出をするため

猫は毛づくろいをする際に、毛を飲み込んでしまうことがあります。毛玉が溜まると、吐き出すか排泄する必要があります。花の葉や茎には繊維質が含まれているため、毛玉の排出を助けると考えられる。

 

えたん
えたん

猫が花を食べてしまった場合は、すぐに吐き出させるようにしましょう。もし、吐き出させられない場合は、動物病院で診てもらうようにしてください。

 

猫が危険な花を食べた時の対処法は?

猫が危険な花を食べてしまった時の症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 呼吸困難
  • よだれ
  • ふらつき
  • 痙攣

 

猫が危険な花を食べてしまった場合は、すぐに吐き出させる必要があります。すぐに吐き出すことで体内に吸収される毒素の量を減らすことができるからです。

しかし無理に吐かせると、以下のリスクがあります。

  • 気管に異物が詰まる
  • 胃や食道を傷つける
  • 異物がさらに奥に進む
  • 吐き戻しによって嘔吐物が気管に入る

 

無理に吐き出させようとするのは危険ですので、判断が難しい場合は、動物病院に電話をして指示してもらいましょう。

何の花をどれぐらい食べたのか?どんな症状があるのか時間などもメモしておくと獣医師へ伝わりやすく診断もスムーズに進みます

 

えたん
えたん

猫が自然に吐いて済むケースもありますが、重症化する場合もあるので、早めに動物病院を受診して、適切な処置を受けることが大切です。

 

かかりつけの動物病院があれば、いざというときにすぐに受診することができます。また、飼い猫の健康状態や性格を把握しているため、適切な治療を受けることができて安心です。

 

猫にドライフラワーやアロマも危険?

 

猫にドライフラワーは危険です。

ドライフラワーは、生花を乾燥させたものです。生花に含まれる有毒成分は、ドライフラワーになっても消えません。

また、ドライフラワーは、花粉や香りが残っていることも多く、猫がアレルギー反応を起こす可能性もあります。

 

猫にプリザーブドフラワーも危険です

プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な加工で保存したものです。生花に含まれる有毒成分は、プリザーブドフラワーになっても消えません。

 

プリザーブドフラワーは瓶に入っていますが、いたずらして割ってしまった場合、成分がアルコールが主成分なので、猫が舐めたり、触れたりしただけでも体内に吸収される可能性があります。

 

猫にアロマは危険です

猫は人間とは違って、植物由来の成分をうまく代謝することができません。そのため、アロマオイルや精油などのエッセンシャルオイルを誤飲したり、ディフューザーにより皮膚や肺から体内に吸収されることでも中毒症状を起こす可能性があります。

えたん
えたん

猫と安全に暮らすために、危険なものを把握してなるべく近づけないようにしたいですね。

 

さいごに

猫とお花を楽しむためには、猫の安全を第一に考えて、危険なお花、安全なお花を知っておくことは大切です。

猫を飼っている方にお花をプレゼントしたいとお考えの方も、安全なお花を選んで贈ると喜ばれると思います。

これらのポイントを押さえて、猫とお花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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